Bad Summer Day Blues

「感情を高ぶらせてペン先から煙を出すためにはそれなりの覚悟ってヤツが必要だ」

集積群

 地元に布団屋があったことなんてすっかり忘れていた。厳密に言うと、確かにこの目で見ていて、覚えているはずなのに、自分の住んでいる街とは別に処理されているような感覚で、僕の記憶の網からはすっかり抜け落ちているかのような有様だった。建物の老朽化のため、リフォームを行うために一時閉店するらしい。その文面をまじまじと眺めるまで、自分が毎日布団屋の前を通っていた家に帰っていたこと、その布団屋の中には一度も入ったことが無かったということ、そして自分の部屋にある掛け布団とその布団屋が自分の中で一切結びついていなかったことに一度も気付くことはなかった。

 都市は情報が散乱していて歩きづらい。だから歩きスマホを実行する。そっちの方が情報量が少ないから。一度に得られる情報量を制限することが出来るから。雨が降って、道路に水たまりを作る。その模様の一つ一つが都市の集積の結果として、僕に意味の解釈を求め続ける。そこに反射する眺めに、時折、社会的利害とは関係ない、自分なりの人生の意味を求めたくなる時がある。

 人はその人以外の人生の責任を背負う必要は無い。とはいえ、必須ではないからこそ、義理が生まれ、それこそが人間性だという。ITは人間の生活を支援するためのツールだったはずが、今やITそのものが人間の生活を圧迫し、人々がその必要性を背負うように社会が変容していく。構造化、システム化、様々な形で人間を支援するそれが、いつしか僕たちがそれに適応するようになっている。友達が泣き叫んで訴える、意味も終着点も無い悩みが、僕たちの人間性の一つの終着点だとしたら、人々はそれを愛せるのだろうか。

 高校時代の友達や後輩の顔つきが全く変わっていなくて驚く。口を開けばもっと変わっていなくて更に驚く。無理矢理に課題や答えを見つけ出すことが無くても、自分という人間の根本はあの時に既に転がっていたのかもしれないなぁと思う。僕も人に言わせれば変わっていないのかな?みんな何も焦らなくても、自分なりの自分らしい選択肢を選ぶことが出来る。僕はというと、悩み続ける自分の現在を肯定することで精一杯なので、その日もその現実を忘れようとお酒を呑み、喋り続けることだけに注視する。頭をガンガンにして家に帰る。

 忘れるということは悪いことでは無いのだということは知っている。それでも覚えるということには固執し続けるし、自分が昔の思い出に無頓着過ぎることはそれはそれで恐ろしい。そういえば、今でもふと思い出すことが無いわけでもない。小学4年の時に、クラスメイトと取っ組み合いの喧嘩をした。彼が冷徹な考え方ばかりをするので腹が立ち、「お前には人間というものが無いのか」という風に怒ったんだとなんとなく記憶している。だけど、その内容そのものよりも、その時の周りの空気ばかりを思い出す。「そんな取っ組み合いなんて無駄だし、それぞれ違う人間なんだから、暴力で人間が変わると思うなよ」。あの時勝手に感じた徒労さそのものに、今の今まで悩まされ続けているような気がする。

その棒があれば届くかも

 こんにちは。どうにかこうにかやっていますでしょうか。

 出だし告知で大変申し訳無いのですが、私Miii、7月30日に渋谷VISION SOUND MUSEUMにてライブ出演致します。3ヶ月ぶりのライブでして、今まで休みなく最低月1で出演していた身としてはかなり久々だな、という感触が御座います。メインのGAIAフロアでは、石野卓球氏やTOWA TEI氏、SEKITOVAくんなど凄い豪華で硬派な出演陣が集い、私はその奥になりますDeepフロアでの出演になります。是非お越しくださいませ。(お声掛けしてくださればドリンク一杯奢りますんで…)

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自分の好き嫌いや能力に責任を持つための性格診断が楽しい

 おばんです。どうにかこうにかですね。

 さて、私の最近の趣味は自己分析、もっぱら性格診断テストなのですが、この度自己診断テストの中でも「強みの発掘」に突出した「ストレングスファインダー」テストを実行してみたので、その結果報告、それに加え、今までやってきた主要な性格診断である「16性格診断」「エニアグラム診断」との比較をやっていきたいと思います。

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