Bad Summer Day Blues

「感情を高ぶらせてペン先から煙を出すためにはそれなりの覚悟ってヤツが必要だ」

SpotifyのRelease Radarはとても偉大

 『デジタル・ミニマリズム』という本を読んで一時的にiPhoneからSNSアプリを消していた。今はTwitterだけ入れ直しているが、特に見る気にもあまりならない。

 SNSのゆるい繋がりから一歩離れた生活は、思った以上に緩やかになる。日々考えていたようなちょっとしたことが何かの形で発火するのではないか、と思っていたが、そんなことは全然なく、何も考えず、そこそこに物事に触れるようなニュートラルな毎日が続いている。むしろ、僕は受動的に「考えさせられていた」だけであって、今のような能動的怠惰のほうが自分らしいのかも、とすら思うときがある。

 YouTubeは更に良く見るようになった(これも本当は減らしたい)。動画を見ていると、どうしてもコメント欄と並行して見てしまう癖がある。そういえばAmazonで商品を見る時も真っ先に参照するのはレビューであり、本を読む時も、書評が無いか、インターネットで調べたりしてしまう。大元の作品とその評判についてセットに見てしまうことは、どうも僕の癖のようである。きっとこれを止めれば、僕はもっと能動的な怠惰に近づくことができる。

 怠惰な自分が作品や本から受け取ったイメージは、発火することはなく、むしろ自分の脳内で熟成されていく。9割は忘れ去られ、削ぎ落とされた情報だけが結びつきあって、自分の形をまた形成していく。もしくは、残されたノイズが錆となって、僕の動きを若干悪くしたりする。

 音楽もそんなに聴かなくなり(今までもそんなに聴いていなかったけど)、Endelという自動生成環境音楽アプリに登録してみたが、これにも若干飽きつつある。日々眠たい生活の中で、Spotifyだけは健気に最新の音楽を配信し、僕の手元にまで持ってきてくれる。

 試しに色々な有料サービスを解約してみた。ニコニコの個別チャンネル、YouTube Premium、Splice。あとSpotify Premiumも。自身のパンクな怠惰精神に、もう少しだけ付き合ってみる。